高すぎる燃油サーチャージ、今後どうなる?

航空知識

冬には下がる可能性も?旅行会社目線で解説

先の旅行は「とりあえず予約しておく」のも有効

先の出発を考えているなら、今のうちに「とりあえず予約しておく」という考え方もかなり有効です。

パッケージ運賃は、予約から発券まで猶予がかなりあります。

そのため、

  • 今の価格で一旦押さえておく
  • 後からもっと安い航空券が出たら乗り換える

という動きも実際かなり増えています。

特に燃油サーチャージは改定タイミングによって数万円変わることもあるため、

「今後下がるかもしれないけど、席がなくなるのも怖い」

という場合は、“仮押さえ”感覚で早めに確保しておくのも一つの方法です。


最近のヨーロッパ旅行はなぜこんなに高い?

「最近ヨーロッパ旅行、高すぎない?」

そう感じている人はかなり多いと思います。

実際、ここ数年は航空券そのものよりも、“燃油サーチャージ”の高さに驚くケースが増えています。

ヨーロッパ往復で10〜12万円前後。
航空会社によってはそれ以上になることもあります。

では、この燃油サーチャージはどうやって決まっているのでしょうか。

実は、航空会社が感覚で決めているわけではなく、一定のルールに基づいて決定されています。


燃油サーチャージは「2か月ごと」に見直される

ANAやJALなど日本の航空会社では、燃油サーチャージは通常「2か月単位」で改定されています。

そして、その計算に使われるのが、

  • シンガポールケロシン価格
  • 為替(円安・円高)

です。

つまり、燃油サーチャージは実質的に、

「燃油価格 × 為替」

で決まっています。


原油だけ下がっても安くならない理由

ここが意外と知られていません。

たとえば、

  • 原油価格が下がる
  • でも円安が進む

この場合、燃油サーチャージは高止まりすることがあります。

逆に、

  • 原油価格が多少高くても
  • 円高になれば

負担が軽くなるケースもあります。

つまり、旅行者が見るべきなのは「原油価格だけ」ではありません。


中東情勢でジェット燃油は一時200ドル近くまで急騰

2026年前半は、中東情勢悪化の影響もあり、ジェット燃油価格が急騰しました。

IATA(国際航空運送協会)のFuel Monitorでも、一時は1バレルあたり200ドル近い水準まで上昇したことが確認できます。

その後はやや落ち着き、現在は160ドル前後まで低下しています。

これは、

  • 原油市場の落ち着き
  • 供給不安の一部緩和

などが背景にあります。

ただし、まだ“高い水準”であることに変わりはありません。


次回の燃油サーチャージはむしろ上がる可能性も

おそらく、次回改定ではむしろもう1段階上がるのではと推測。

理由は単純で、

「平均値」で計算されるから

です。

燃油サーチャージは、ある一定期間の平均燃油価格をもとに計算されます。

つまり、

  • 高騰していた時期
  • 200ドル近い時期

の数字もまだ計算対象に含まれている状態です。

そのため、

「最近ちょっと下がったから、すぐ安くなる」

とはなりにくいのが実情です。


冬頃から来春には下がる可能性もある

一方で、今後については少し変化の兆しもあります。

現在は、

  • ジェット燃油価格がピークより低下
  • 原油市場がやや安定
  • 需要過熱も少し落ち着き始めている

という状況です。

もちろん、

  • 中東情勢
  • 為替
  • 世界景気

など不確定要素は多いですが、

もし現在の燃油価格水準が続けば、冬頃には燃油サーチャージが下がってくる可能性もあります。


ヨーロッパ旅行は「予約タイミング」がかなり重要

最近は、

  • 航空券本体
  • 燃油サーチャージ
  • 為替

この3つが全部旅行代金に影響しています。

そのため、

「いつ予約するか」

で数万円単位で変わるケースも珍しくありません。

特に2026年は、

  • 夏休み需要
  • 円安
  • 燃油高

が重なっているため、例年以上に価格変動が激しくなっています。

今後ヨーロッパ旅行を検討している方は、燃油サーチャージ改定タイミングも含めてチェックしておくのがおすすめです。

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